登山道状況

こんにちは、北穂高小屋です。

涸沢から北穂高岳までの登山道(南稜)で残雪のある場所は、北穂頂上直下の松濤(まつなみ)コルに少しだけとなりました。

階段状に雪を切ってありますので、アイゼンやピッケルなど特別な装備は必要ありません。あと数日で登山道上の雪も消えてしまうかも知れません。

スタッフが除雪作業をしていることもありますが、これだけ早い雪解けは記憶にありません。松濤コルの雪渓は、あとわずかで山頂というところで一服の清涼を与えてくれるので、個人的にはお気に入りの場所なのでちょっと寂しいです。

夏道も問題なく通れるようになりましたが、シーズンはじめの登山道はまだ安定していません。浮石や落石に十分に気を付けて下さい。また路肩の谷側は崩れやすく危険です。意識的に山側を歩くようにしましょう。すれ違い時は必ず山側で待機して下さい。

ストック(ポール)は岩稜帯には不向きです。使用する場合は先端に必ずキャップを付けて下さい。キャップなしでの使用は登山道を傷つけてしまいます。環境保護の意味でもストック使用は慎重にお願いします。

いよいよ夏山シーズンがはじまります。道中お気をつけていらして下さい。

未分類

前の記事

登山道状況
未分類

次の記事

TV放送のお知らせ